みんなは、インコとオウムどっちがどっちなのか説明できるかな?
インコやオウムが好きで、よく調べている人は知っているかもね。
小さい子がインコ?大きい子がオウム?
実は大きさは関係なくて、大きいインコも小さいオウムもいるんだよ。
ということで今回は、誰でもわかるインコとオウム見分け方と、違いや特徴について教えるね!
大きいのがだいたいオウムって言われることが多いし、そう思っている人も多いんだけど、オウムより大きいインコもいるんだよ。
例えばこのベニコンゴウインコ。カラフルできれいだよね。コンゴウインコは他にも種類があって、頭から尾羽の先まで1mを超える子もいる世界最大のインコなんだ。体重も1000gを超えるよ。
野生では南アメリカや中央アメリカの熱帯雨林地に生息しているんだ。
こっちはタイハクオウム。冠羽がとても大きいんだ。体の大きさは約45cmで体重は約430g〜650g。野生ではインドネシア(モルッカ諸島北部)に生息しているよ。白色系オウム類の中では最大種のひとつだけど、ベニコンゴウインコの方が大きいよ。
インコとオウムの違いは大きさじゃないことがわかったかな?
インコとオウムは、頭に冠羽(かんう)があるかないかで見分けることができるよ。
冠羽があるのがオウム、ないのがインコ。
冠羽は頭頂部にある飾り羽のこと。今の気持ちや心の状態によって、立ったり寝たりするよ。インコに冠羽はないけど、頭頂部の羽毛の逆立ちで、オウムと同じように今どんな気分なのかわかるんだ。
動物園などでオウムの冠羽と様子に注目してみてね!
おしゃべり上手なヨウムもオウムっぽいけどインコだよ。
オウムの中には、インコと呼ばれている子たちもいるよ。
ポッとまんまるで赤いほっぺ(チークパッチ)がとってもキュートなオカメインコ。 野生ではオーストラリアの乾燥地帯に生息しているよ。
オカメインコと呼ばれているくらいだから、インコ…じゃなくて、れっきとしたオウムなんだよ!
よく見て、冠羽がオカメインコにもあるでしょ?世界最小のオウムなんだ。
体の大きさは約33cmで体重は約85g〜110gだよ。
きれいなピンク色で、体はバラの香りがすると言われているモモイロインコ。野生ではオーストラリア内陸部に生息しているよ。モモイロインコも冠羽があるからオウムだよ。
会ったことはあるんだけど、匂いはまだ嗅いだことがないんだよね。いつか嗅いでみたいな…ちょっと話がそれちゃった。
遊び好きでスキンシップも好きな子が多いんだ。ちょっと太りやすい体質。体の大きさは約35cmで体重は約280g〜400gだよ。
インコやオウムは大きさで判断するものじゃないってことがわかったかな?
ま、とにかくインコもオウムもかわいい!鳥類はみんなかわいい!
文:とりつかい
参考にした本:大きな鳥好き編集部「大きなオウムとインコ飼いになる」、すずき莉萌「大型インコ 完全飼育」、コンパニオンバード編集部「コンパニオンバード百科―鳥たちと楽しく快適に暮らすためのガイドブック」